愛犬、特に柴犬の歯みがきに「なんだか難しそう」「嫌がってちゃんと磨けない…」と悩んでいませんか?柴犬の歯みがきは、愛犬の健康を守るために欠かせない大切なお手入れです。この記事では、柴犬の歯みがきが必要な理由から、初心者でもできる具体的な方法、嫌がる時の対処法までを分かりやすく解説します。
柴犬にも歯みがきって必要?
結論から言うと、柴犬にも人間と同じように毎日の歯みがきが不可欠です。
柴犬の口内はアルカリ性で、虫歯菌よりも歯周病菌が繁殖しやすい環境です。歯みがきを怠ると、食べかすからできた歯垢がすぐに溜まり、口臭の原因になるだけでなく、わずか数日で硬い歯石に変化します。
この歯石を放置すると、歯周病を引き起こし、最悪の場合、歯が抜け落ちたり、菌が血流に乗って全身の病気につながるリスクもあります。愛犬の柴犬の健康寿命を延ばすためにも、毎日の歯みがきケアを習慣にしましょう。
柴犬の歯みがき、いつから始める?
柴犬の歯みがきは、お家に迎えたその日からでも始められる、子犬のうちから慣れさせておくのがベストです。
乳歯が生え揃う生後3ヶ月頃から、口周りを優しく触る練習をスタートしましょう。成犬になってからだと、柴犬特有の警戒心や頑固さから歯みがきを強く嫌がることが多くなります。
子犬の頃から「口を触られること=楽しいこと」と関連付けて、歯みがきへの抵抗感をなくしてあげることが、将来のケアを楽にする重要なポイントです。
柴犬の歯みがき、頻度は?
柴犬の歯みがきの頻度は、毎日行うのが理想です。
犬の歯垢(プラーク)は、わずか2〜3日で歯石に変わってしまいます。一度歯石になってしまうと、家庭での歯みがきでは除去できず、動物病院での専門的な処置(全身麻酔下でのスケーリングなど)が必要になります。
毎日が難しい場合でも、最低でも3日に1回は行い、歯垢が歯石になるのを防ぎましょう。もしすでに歯石が目立つ場合は、早めに獣医師に相談してくださいね。
柴犬の歯みがき、方法は?
柴犬の歯みがきを成功させるコツは、ステップを踏んで少しずつ慣れさせることです。いきなり歯ブラシを使うのではなく、以下の手順で進めてみましょう。
柴犬が歯磨きを嫌がる、どうすればいい?
成犬の柴犬や、一度歯みがきが嫌いになってしまった子の場合、根気強いトレーニングが必要です。以下の対処法を試してみてください。
- 「楽しい時間」と関連付ける:歯みがきが終わったら、大好きなおやつをあげたり、思いっきり遊んであげたりして、「歯みがき=良いことがある」と学習させます。
- 歯みがきペーストの味を変える:チキン風味やミルク風味など、愛犬の柴犬が好む味の歯みがきペーストを使うことで、抵抗感が和らぐことがあります。
- 歯みがきおもちゃを活用する:噛むことで歯垢が取れるタイプのデンタルケア用おもちゃも有効です。ただし、歯みがきの完全な代わりにはならないため、補助的なケアとして使いましょう。
- 無理強いしない:柴犬が本気で嫌がっているのに無理強いすると、歯みがきがトラウマになってしまいます。その日は諦めて、また次の日に短い時間から再チャレンジするなど、焦らず進めることが最も重要です。
健康はきれいな歯から!
柴犬の歯みがきは、歯周病をはじめとする様々な病気を予防し、愛犬の健康寿命を延ばすために非常に重要なお手入れです。
子犬のうちから少しずつ慣らし、毎日コツコツ続けることが理想です。もし柴犬が歯みがきを嫌がる場合は、無理強いせず、ご褒美を使ったり、美味しい歯みがきペーストを試したりと、愛犬に合った方法を見つけてあげてください。
どうしても難しい場合や、すでに歯石が目立つ場合は、かかりつけの動物病院に相談しましょう。大切な愛犬の柴犬が、生涯にわたって健康な歯で美味しくごはんを食べられるように、今日から歯みがきケアを見直してみませんか。